2018年1月11日木曜日

カーシャの思い出



 カーシャと言えば私の印象は「言語の才能に溢れている人物」の一言です。最初に実感したのはカーシャが来日して間もない頃の出来事です。たまたま心の港を訪ねた時、外国人なまりの日本語が遠くで聞えました。しっかりした日本語で内容がきちんと理解できるものでした。心の港の門に近づいた時に声が家からではないことが判りました。そして、近所の庭にいる後ろ姿が見えました。声はカーシャからでした。日本語も来日当初から高いレベルだったことを物語ります。
 「言語の才能に溢れる人物」をあらわす次のエピソードは帰国を1か月前に控えたころです。外国出身だけど長らく日本に住んでいる方と昼食を心の港で共にした時です。その方と私たちの共通言語は日本語でした。身の上話を始めたその方の日本語を他の人のためにカーシャは英語に通訳しました。日本人の私ですら、理解が難しい文章を整理して英語に訳していました。正直言って、私は英語を通して理解した程です。
 言語の才能あふれる彼女と出会えたことにとても感謝します。特に2番目のエピソードは印象が強いです。何か国語も操る人物の才能を初めて目撃しました。日本語の基本があったので積極的な行動によって彼女の日本語は更に磨かれたと思います。そんな彼女の将来は大きな可能性があるはずです。彼女の才能が花開くことを祈っています。


三浦 明美















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